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海の向こうで暮らしてみれば

日々の小さな発見や初めての育児、ワンコのことをゆっくりつづります。

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葛藤

 
 昨年の夏に次男坊を出産して、産休と育児休暇の間にいろいろあり会社を移りました。私としては前の会社でまだ頑張りたいという気持ちがあったけれど、自分の働いていたレストランの契約更新の時期が調度自分が休んでいる間に起こり、そのことで会社を変わることはよくあること。ただその時に自分の意見をきちんと最後まで相手側に主張できたのか?と後々考えることがありました。

それから数ヶ月私は新しい会社側に移動願い(転勤願い)の件と、どういう理由で今までの職場には復帰できないのかを主張できる面接が1度ありました。しかしその面接でも私の言い分は聞いてもらえたのか、自分としても満足のいかない結果で終わってしまいました。


その時点でもう一度、会社側から正式な転勤願いを書くように言われました。前の会社から移った時に今の会社は私が転勤願いを出している事を知っているはずなのに、ふりだしに戻ったのか?と思いました。(予定では9月から新しいレストランで復帰という流れになるはずでした。)


私の友人にその件を相談したら、彼女は「それはおかしい!あなたはもっと自分の意見を主張するべきよ!」と言ってくれて、遂にはサンディカ(労働組合)の方に相談する事に。で、その時は私も夜は夢にまで見るほどモヤモヤしていたので、N氏が電話で相談してくれました。

でもその時にN氏に言われたのは「言葉が伝わるのか、上手く説明できるのか心配するよりも、まずは君自身の言葉で話してみなければ伝わらない!」と言われました。


フランスで社会人になってもう何年も経つのに、私は交渉というのが苦手です。これからも克服していかなければいけないとヒシヒシと感じています。


そのサンディカの方が、私のような下っ端では話す事もないお偉いさんに電話で話をしてくださいましたが、結局はもう一度「転勤願い」を書く事に。その後苦労して書いた「転勤願い」を送った15日後にはあっけなく会社から返事が来ました。大まかには「以前のポストに9月から復帰してください。その後あなたの望むポストに空きがあったらお知らせします」というもの。


それから1ヶ月、来る日も来る日も仕事の事、子供たちのことを考えました。特に今まだ小さな次男坊をマミーにお願いして、預けて仕事に出る事に何か意味はあるのか?しかしここで前のポストに戻らなければ、もしかしたらまた新入同様の就職活動をすることになるのか?


その何日も長い間考え込んでいた時に「夢は諦めてはいけない!」と夢を叶えた友人が言ってくれた言葉を思い出しました。




結局私が出した結論は、「以前のポストには戻らず、育児休暇を延長する」でした。もしまたこの会社を出て就職活動をすることになっても、その時は頑張るのみ。そう思い、改めて会社に育児休暇の延長願いを書き投函しました。



☆私も自分の中で整理が付いたと思っていましたが、そんなにすんなりとは行きませんでした!やっぱり9月の新学期の時期までもがバタバタなフランス社会。最終的に復帰が決定したのは9月になってからでした!なんと私の育休終了の1週間前です☆




ここで、しばらくはまた子供たちとの平穏な日々が戻るのか。そんな日々をどう過ごそう~としていたある日。会社に手紙を出して数日後の事でした。
会社から電話が来ました。「あなたの働きたいと希望していたポストのシェフが以前あなたと働いていたAさんなんです。もしもそのポストだったら9月から復帰できますか?」


何と言うこと!何度も頭をフル回転しました。Aさんが派遣社員の私を前の会社に就職するきっかけを作ってくれた人なのです。それからAさんが会社を移ったことは知っていましたが、それ以来お会いする機会もなかったのです。


これはチャンスかもしれないと思いました。急ではありますが、マミーにも急いでその話をして了解してくれました。


最終的にはN氏に言われました。「あの時サンディカに連絡していなかったら、今回の事は無かったし、もちろんAさんのこともあるし。ただこの国は自己主張をしなかったら、事は動かない。君が彼らの言うなりになっていないことを証明したことが大切!」




最後の最後まで待たされたような結果にはなりましたが、こうして来週から復帰する事になりました。結局最初に電話連絡があったのが、8月2週目でそれから正式に決定したよと言われるまで待つこと。その間にも自分の中ではまた昨年の会社を変わる際のトラウマのような不安がモヤモヤ。。。ここまで待たされて、私のこのストレスはどこに向けたら良いんだろう?と思わずはいられませんでした。そんな私を見てN氏はサラリと一言。「心配するだけ無駄だよ。君が思っているほど、会社は君のことを思っていることは到底ないんだからさ。なるようになる。」

やっぱりこういう時、N氏はフランス人だなって思います。私はなんだかんだ気をもんでしまう。



とにかくまた新しい環境で、新しいチームの中で働くのには少しだけ不安もあります。でもそんな事は今まで何度もあったこと。ただ毎日お菓子が作りたくてウズウズしていた日々を振り返ると、無事受け入れてくれる場が見つかり安心したというのが本音でした。
あの日Aさんの働くレストランへ派遣された初日。それはタンタンが2歳の誕生日当日のことでした。どんなことが待ち受けているのかも解らない不安な気持ちよりも頑張ろう!と思う気持ちのほうが強い朝でした。

復帰数日前にレストランのシェフAさんとの打ち合わせに言ったら、ちゃんと私のことを覚えていて温かく迎えてくださいました。やはりマミーにしろ、Aさんにしろいろんな人々に助けられて、仕事に行けるし、やれるのだな~と改めて思いました。



「夢は諦めてはいけない!」と言ってくれた友人の声を胸に、母ちゃん頑張ります。

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プロフィール

tintinmaman

Author:tintinmaman
タンタンママです。フランス菓子を勉強するために渡仏。フランス・リヨンの郊外での生活も15年目突入。パティシエを続けながら、同職の夫と2人の息子たちとのんびり生活中。

夫→普段は物静かな人。しかし怒らせると手が付けられない典型的なラテン男。こだわる事については完璧主義な働き者。

タンタン→長男・2008年5月4日生まれ。サッカー好きなおしゃべり9歳児。

ジュジュ→次男・2013年8月21日生まれ。お兄ちゃんと同じ4000gで生まれたビックな赤ちゃん。年中さん。

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