FC2ブログ

海の向こうで暮らしてみれば

日々の小さな発見や初めての育児、ワンコのことをゆっくりつづります。

Entries

1年

 
 復活祭の日にお誕生日だったN氏。実は昨年4月頃に私とジュジュで日本へ一時帰国中に新しい仕事を始めていました。今までお菓子の世界しか知らなかったN氏。初めて違う職種に転職しました。最後に働いていたお菓子屋さんは時計が一回りしてから帰ってくるほどの長時間労働でした。その時私はジュジュを妊娠中でした。

 そんな過酷な労働条件で、彼は1日1食ぐらいしか食事も摂れず、家に帰ってくると疲れ果てて泥のように眠り続ける日々でした。私は長いバス通勤と立ち仕事が重なり、かなり早い時期(たしか妊娠5か月)にドクターストップがかかって仕事をしていなかったので、いつもタンタンと2人きりの生活。ジュジュを出産した当日もぎりぎりまで仕事をしていて分娩室に駆けつけ出産に立ち会ってくれました。

 


 彼は普段から無口なので、私から聞くことはありませんでしたが、2人目の子供が生まれる前にこの状況から抜け出さなければといろいろ考えていたようです。15歳からお菓子屋の見習いとして働きだし、資格を取り15年以上働いていた世界を抜け出すのにはしばらく時間が必要だったと思います。

 「好きなこと」を「仕事」にするってなかなか大変なこと。私もフランスにいるからこそ企業レストランの中で、子供がいながらもこの仕事を続けることが出来ていますが、日本で生活をしていたら労働条件などを考えると自分の店でもない限り、とても難しいことだろうと思います。
 
私は彼のパティシエとしての人生がもう終わったとは思っていませんが、「しばらくは今の仕事を続けながら子供たちとの時間、家族との時間を満喫したい」という彼の気持ちも良くわかります。いつも彼が言っているのは「仕事のための人生じゃない。人生のための仕事。」これは本当にフランス人らしい発言だと私は思うのですが(こう言ったら語弊があるかもしれませんが)タンタンが小さい時はなかなか子供との時間がない。初めてのお座りもあんよも言葉も何も見届けられなかった。ジュジュの初めては全て見届けたいのだそうです。



新しい職場では50代の男性とN氏の2人でチームを組んで仕事をしています。その彼が以前に比べてとても明るくなったと職場では話題になったそうです。N氏は誰にでも人懐っこさを発揮してコミニュケーションをとる末っ子ならではの性格なので、いつも年上の人と一緒に働くと上手くいくのです。そしてこの仕事を紹介してくれた友人Fにも感謝しています。


マミーの家の裏庭に咲いていた満開の木蓮を眺めながら1年が経つのは早いものだと感じたのでした。









Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

tintinmaman

Author:tintinmaman
タンタンママです。フランス菓子を勉強するために渡仏。フランス・リヨンの郊外での生活も15年目突入。パティシエを続けながら、同職の夫と2人の息子たちとのんびり生活中。

夫→普段は物静かな人。しかし怒らせると手が付けられない典型的なラテン男。こだわる事については完璧主義な働き者。

タンタン→長男・2008年5月4日生まれ。サッカー好きなおしゃべり9歳児。

ジュジュ→次男・2013年8月21日生まれ。お兄ちゃんと同じ4000gで生まれたビックな赤ちゃん。年中さん。

カレンダー

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最新記事

最新トラックバック

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

FC2カウンター